フロントトーションアームシールが画像のような状態になってしまってる場合は交換作業の必要性をオーナーさんに説明させて頂いています。
これではビームグリースアップもきっちり行えないうえ、この状態で乗り続けてしまう事で砂等の異物や水が侵入する事によって大掛かりな修理が必要となりますので、前兆が表れていないのならば、すぐさま対応すべきと提案しています。
このゴムの劣化具合から思ったのですが、油分によって犯されたゴムそのものですのでグリースによって劣化してしまったように思います。耐性の高いシール作ったら世界で売れそうですね!
オーナーさんの了承を得れたので風呂のトーションアームシールの交換作業に取り掛かります。走行中に飛び散ったグリースやそこに付着した砂等を掃除してドライな状態にします。
左側が備わっていたシールで右側が本来のサイズ。
やはり若干トーションアームのベアリング支持部分がむしばまれてしまっていますが、きっちりグリースアップが出来ない状態にあった事が要因ではないでしょうか??
実際にトーションアームにシールを装着してみると、トーションアームのベアリング支持部分との位置関係がよく分かるかと思います。シールがしっかりしてないと不安な感じになりませんか??
そして無事に装着!