車を維持して行く上でエンジンオイル交換位は自分でと思って、週末に作業される方も多くいらっしゃるのでは?と思います。
お気に入りのワーゲンに自分で手をかけてあげる事はとても楽しく、オイル交換1つでも達成感を得られ充実するものだと思います。
何ら否定はしませんが、国産車に多く見られるボルト一本のみ緩めてオイルを抜くと言う訳にはいかないため、オイル交換を重ねて行く上で気が付く事なくドレインボルトやエンジンケース等を痛めてしまってるケースもあります。
駄目にしてると思って作業されてる方はいないとも思いますので、たまには専門店に持ち込んでお願いしてみるのもいいかもしれません。
画像はオイルを抜いたところですが、オイルドレインプレートを社外製の物に硬化した際に、エンジンケース下部のスタッド=ネジ山のある棒も合わせて?交換されたようでした。が、何に合わせたのか?どれも長めでした。
通常のナットと異なるドレインナットは袋状になっていてスタッドが貫通しないのですが、そこはしっかりとドレインナットで締め込んでいました。
そうなると長めのスタッドではしっかりとドレインプレートを固定する事が出来ないので、締め込む事になります。その結果、ドレインナット側にスタッドが締め込まれた状態に。
ドレインナットを緩めたら、画像のようにほとんどが抜けてしまいました。
特に問題だったのがこちらの部分、
エンジンオイルを吸い上げるピックアップチューブを固定するスタッドまでもが、抜け出て来てしまった点です。ここが抜けてしまうと少し厄介です。
しかし、気が付かないで交換されてしまい、ピックアップチューブがしっかりと固定されていないなんてワーゲンもまれにあります。
正しくは画像のようにワッシャーが備わり、ロックナットにて固定されています。とっても重要な部分ですので、正しい状態の意識が必要です。
で、今回はそこのスタッドも抜け出て来てしまったため、磁石を用意してナットを取り出そうと思ったら、あるべきところにありません。
転がっていってしまうような状況で作業をしないように心掛けてるので、以前から固定されずに乗られていたのだと判断しました。
もちろん、これでもかとケース内を探した後に。