先月に「
Departure」といったタイトルでご紹介させて頂いた1975年の鈑金塗装の進行具合をご紹介していこうと思います。
常に付きっきりで写真を撮れる環境ではないので、部分的な内容でのご紹介になりますがご理解頂ければと思います。
空冷ワーゲンの板金塗装に対する価値観が大きく変わるかもしれません。
実際に大きく変えるつもりでこの1975年STDに取り掛かっています。
初めて触れるワーゲン、初めてやり取りする関係、限られた予算。
そんな条件下で進行中ですが、お互いに誰にも負けない一番を意識して進めていますのでとても仕上がりが楽しみです。
まず始めに取り掛かったのがフェンダー4枚です。
サンドブラストを表と裏に当てサフェーサーを吹き付けていますが、実際にフェンダーが仕上がるまでの行程を10とすると、1と言った所でしょうか。
自分が求めた内容はファクトリーラインオフした際と同様にインナーフェンダーもボディー色で仕上げたい!
裏側は目を向けにくい所ですし、アンダーコートが吹き付けられていたりするので、実際、どういった状態か分かりにくいのですが、工場をラインオフされた際の塗装面まで剥がしていくと、過去に鈑金で叩かかれた際の後やしわ、よれ、クラック等があらわになる事が多くあります。
表面をパテで綺麗に仕上げるのと、同様に裏面までも綺麗に仕上げようとは思われなかったのか?求められなかったのか?提案しなかったのか??こんなもんなのか?
実際、それなりの状態でもアンダーコートを吹き付けてしまえば、分からなくなってしまいますが、少なくても自分はその姿勢と内容が凄く嫌なんです。
なんてったって気持ちよくありません。
仮に吹き付けるとしても、綺麗に仕上がった上から吹き付けたいんです。
その価値観を伝えて裏側にも色を入れて下さいとお願いしました。
ちなみに裏側は表の3倍の手間がかかるそうです。
逆に1つ質問を受けましたので足を運んできました。
ここをどうするか?って。
始め質問の意味が分かりませんでした。
何だか分かりますか?
意識されてる方いますか?
カーショーで覗き込んでますか?