2012-02-20 23:51:19
10mm ×4
昔、ワーゲンに乗りたての頃に読んだ空冷VW専門誌に「エンジンはたった4本のネジで固定されてるだけで宙に浮いている状態にある。」と書かれていた記事があったと思うのですが、その意味をしっかり理解出来ないでいました。
一般的な車はエンジンマウントなるマウントでエンジンを固定するのですが空冷VWの場合はミッションマウントのみ(一部除く)しかありません。そのミッションマウントを用いてシャーシとトランスミッションが固定され、そこに10mmのボルトナット4本でエンジンを固定します。
よって宙に浮いてると例えたのかと思います。
あり得ない事に18才の高山少年はワーゲンのエンジンは宙に浮いてると信じ、どうやって浮かしてるのか?考えた事があります。
そんな4本中の2本はエンジンケースにスタッドとしてねじ込まれているのですが、この2本のスタッドがあるおかげで効率的にエンジンの脱着を行う事が出来ます。スポルトマチックはスタッドがないので比べると大変です。そんな重要なスタッドがまれにですが抜けてきてしまう時はとってもドキドキします。
先月にも抜けてきてしまった事があったのですが、それはネジ山が痛んだ状態で無理にナットを締め付けた結果、ネジ山が噛んでしまった状態になり、ナットを緩める際に噛んでしまったスタッドが抜けてきたといった内容でした。
ところがその内容がちょっと問題ありでした。
スムーズにエンジン脱着が出来なかったのか?2本のスタッドが曲がってしまっていました。さらに他の2本も無理に締め込んだのか?ネジ山が痛んでしまっていました。
ネジ山を修正してスタッドを交換して解決出来ました。