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Prototype History 18
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続きです。
これまでに紹介した軍事車輛の全てが空冷式エンジンを搭載していたため、極寒のロシアや灼熱のアフリカ等の過酷な戦地にて活躍するモデルもありました。
画像はアフリカの砂地用に開発されたバルーンタイヤです。空気圧が低くタイヤの接地圧を高める事で砂地等で潜らないように設計されています。

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本国のイベントシーンではN.O.S.と記載された売り物も目にする事が出来ますが、空冷式エンジンはエンジン単体としてもでも重宝され、様々な分野で使われる事になりました。
国民車構想を抱く前からヒトラーが描いていた自動車産業の理想的な形がここに生かされていたと思います。

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1940-1944までは軍用車のみならずType60 KDF wagenもセダンが約630台、コンバチガ13台程生産されているのですが、これらはナチ党員のための車として生産されたため、国民には一台もまわる事はありませんでした。
画像は戦時中に背算された13台のうちの1台と思われるType60のConvと1941年に生産されたType60の画像です。
この画像のKDF wagen/Type60には照射範囲を制限するヘッドライトカバーが備わっているので戦時中に生産された事を色濃く表してると思います。
このType60こそが終戦後に数多く生産される事になるVW Type1のスタンダードモデルとなるモデルにあたります。

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戦時中のKDF wagen/type60とポルシェ博士の画像ですが場所はハンガリーのブダペストにて撮影されています。戦時中の移動とあってヘッドライトカバーを装着し照射範囲を絞って走行しています。
しかしこちらの一台、バンパーのオーバーライダーが1938年の物になります。さらにライセンスプレートからもこれがVW38だということが分かります。こちらの11台目にあらるVW38はポルシェ博士のワーゲンだったのでしょか。。。

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こちらのKDF wagen/Type60にはヘッドライトカバーに加えてフェンダーの上にノテックライトが備わっています。

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これはWW2中のドイツで使用されるライトになりますが、ヘッドライトに備わるカバーは照射範囲を狭くするだけで光量はヘッドライトそのもですので明るく照らしてくれます。
これに対してこのノテックライトは上や後ろから光をカバーするヘルメットのようなカバーが備わり車輛の前をライセンスライトのようにやんわり照らしてくるライトになります。
やんわりした明かりですので夜道を走る際も先がどうなってるか?分からないので静かに移動する際に使用されたのかと思います。

続く。
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