2013-09-21 23:58:05
Prototype History 2
(ヒトラーがポルシェ博士に書いた国民車のイメージ)
昨日の続きです。
ヒトラーは国民車の設計をポルシェ博士に依頼しましたが、こうなると面白くないのはRDA(ドイツ自動車工業連盟)になります。
個人的には普通RDAに声を掛けるものだと思いますが、ヒトラーが何故?駆け出しのポルシェ博士に国民車の設計を依頼したのか?
その背景を簡単に考えてみました。
それは数ある車の中でもポルシェ博士が設計したSuperchagerを搭載したメルセデスが好きだったからではないのかと、その特徴的なエンジンに興味を持ち、調べた結果、ポルシェ博士の存在を知っていた。。。
よって依頼をする前からポルシェ博士を知っていてポルシェ設計事務所が関わっていた車輛が気になっていたからではないかと。
画像は1931年に一番最初に取り掛かった自動車Porsche Type12で、ポルシェ博士の特許を生かしたのちの空冷VWモデルに備わる内容と同じ4輪独立懸架モデル。
ZUNDAPP Prototype/Porsche Type12
TATRA 77/1st prototype
TATRA V570/2nd Prototype
NSU Prototype/Porsche Type32
SKODA 932
代表的なのはチェコのTatra社とドイツのオートバイメーカーNSU社にイギリスのSkoda社。この3社は昨日ちらっと書いたポルシェ博士が取得した特許でもあるサスペンションシステムに興味を持ち開発を進めていたとされます。
元々2輪メーカーだったZUNDAPP社とNSU社のプロトタイプは後のVWの先駆けとなるモデルとして有名ですが、この2社は当時生産に踏み込めなかっためここでストップします。
続く