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Prototype History 15
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続きです。
ポルシェ博士が4×4の依頼を受けた後、さらに陸軍兵器局からポーランド侵攻のためにType82キューベルワーゲンをベースにした水陸両用の車輛をポルシェ博士に依頼したそうです。この時の要請内容の中には4輪駆動化が含まれていましたが、Type87で取り組んだ4×4の技術を生かしたと思います。

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数ヶ月後にはType128/シュビムワーゲンA型を3台完成させシュトゥットガルトの近くマックスアイトと呼ばれる湖にてテストを行います。
エンジンはType87に搭載した1086ccからさらに上げられた1131ccを搭載し、その後各モデルにも使用されることになるエンジンです。
1940年の事でしたが翌年の1941年にはKDF wagen市のファクトリーにてさらに30台が生産され陸軍に配備されます。
この時から10年後、圧縮が上げられポルシェ356のプロトタイプに搭載される事になるエンジンです。

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シュビムワーゲンのPrototypeと言えるType128のテストによって生じた問題点を改善し,軽量化されて生産されたモデルがType138/シュビムワーゲンB型になります。まれにType128 Bと呼ばれることもあります。このモデルは約125台生産されましたが、Type128と同様にボディ構造等に問題が発生することが多く改善に迫られます。

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Type138の生産と同時期にType129と呼ばれる特殊モデルも生産されます。当時としては特別な一台で無人で爆弾を配送することが出来るボディーがクローズド型のシュビムワーゲンですが、実用には至らずでした。


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Type128 Prototype

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Type166 Prototype

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Type166生産型

Type138の問題点を改善したモデルとしてType166/シュビムワーゲンC型が完成します。Type166シュビムワーゲンは最終完成型水陸両用車輛でホイールベースが2400mmから2000mmとなり、乗車定員も5人から4人に変更し小型化されました。そしてKDF wagen市のラースレーベンにて14,276台とポルシェによって1,308台の計15,584台が生産されました。ちなみにこの生産台数は歴史の中で最も量産された水陸両用車になります。

戦後シュビムワーゲンは地元の警察や消防団、農家の方々が使用する事になったのですが、乗り降りがしやすいようにボディーをカットして使われる事が多かったようです。
ボディーがカットされたシュビムワーゲンがあったとするならば、そういう歴史があったてことですね♪
またType166のレジストリでは163台の現存が確認されていますが、その中の13台は当時からのオリジナルコンディションをキープしたまま現存しています!

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戦後イギリス軍はファクトリーからここでシュビムワーゲンの部品を持ち帰り、1945年から1946年の間に6台のシュビムワーゲンを製造しています。
イギリス製のシュビムワーゲンも一台現存が確認されています。

続く。

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