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36/100
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今月の18日にクラックと言うタイトルで紹介したエンジン。
当初の目的であったクランクリアオイルシールからの油漏れ以上に漏れの原因として考えられるエンジンケースに刻まれたクラック。さすがに想定外だった修復履歴に加え修理箇所へ刻まれたクラックでした。
逆に想定して構えられていたのがエンドプレイなるクランクシャフトの前後方向のクリアランスが規定の数値を超えてガタガタになってるのでは??って事でした。
よってフライホイールを取り外す前にダイヤルゲージで確認。
ワーゲン社の定めた許容範囲を倍以上上回る数値36/100mmでした。
だからって特に驚くような事もあるまい位な事に自分は考えています。
理由は、実際に元気に問題なく走られてる数多くのワーゲンを15年近く気に掛け続けてそう思うからです。

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フライホイールを止めてるボルトなんだけど通称グランドナットを緩めるとフライホイールがコトッ♪っと聞き取れる音を立てて動きました。フライホイールに触れた瞬間にやはりな感じで取り外せました。ようはガバガバって事。
通常ですとバール等でこじるようにして外れるといった感じでタイトに備わっています。

グランドナットを外した瞬間に気が付き思ったのはフライホイールが8ピン加工されていたので、良い意味でオッ!っと思ったのですが、実際に備わってるピンは純正と同様に4本、残りの4つの穴は楕円形、過去に駄目になったので改善したように思えたのですが、グランドナットを緩めたらコトッ♪ってな感じでガバガバ。ようはしっかり直せてないか再度駄目になってしまってるのか?といった感じ。

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備わっているクランクリアオイルシールを取り外し、エンドプレイシム外して計測し、改善出来るシムに入れ替えの作業。偶然手元にあった一番肉厚の0.36mmの新品シムを入れてみた数値は13/100mm。これで良しとするか考えながらフライホイールロックを外しクランクを、、、回らない。
クランクがロックしてる状態にある事に気が付く。
この時点で本来動くべきでないはずのメインメタルが動いている事が判明。
元あったシムに戻し36/100mmを確認し、クランクリアオイルシールも安価でそれなりの物で対応する事を決めた。
これらの条件のどれか1つが発覚した時点でエンジンが駄目だからとオーバーホールを推奨するお店もあるのでしょうけど、完全に焼き付くなり駄目になってしまうまで乗り続けましょうという結論にしました。
完全に駄目にしてしまう事でクランクシャフトだのシリンダーヘッドだのが駄目になり高くつくと言われたとしても、いずれにせよ高くつくし高くついたとしても結果安いと判断した。
それはエンジンの事だけをみてる訳でないからこそ、そう判断した。


最後に一言。
一応うちのブログは駄目な所をあら探しし、指摘して修理する事の大切さを伝えたい訳でもないし、こんな風になってるだとか、こんなに大変な作業だなんて事を伝えたい訳でもない。
そういった発言の繰り返しはみっともないどころか疑わしくさえ思える。
一応、ワーゲンが大好きで仕事にしてる自分からしてみると、今回のような内容を目の当たりにするたびに言葉にして発言するならば、
「悔しい」が自分的は正しい。
悔しい思いだらけの仕事がワーゲン屋でなくなるように今年も悔しい思いでいっぱいになろうと思う。誰も悔しい思いをしたくないからどんどんしぼんでいく日本のワーゲンシーンを食い止めなければ!

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