2012-01-04 23:31:57
フロントハブオイルシール (ディスクブレーキ)

何年と前から気になってる1つ。
フロントがディスクブレーキ(CSP以外)に変更された車両のハブオイルシールが脱落してしまってる車両を90%以上の確率で目にする事です。
本来はブレーキローター側に備わり、タイヤの回転と同様に回転するように出来てますが、ディスクブレーキ用のフロントハブオイルシールに限ってはシールがハブから脱落してしまいやすいようです。脱落したシールの多くはスピンドル側に移動し、ほぼ回転する事無くそこにあり続けています。
そうなってしまうとしっかりシールの役目を果たさなくなります。
さらに本来回転しながらシーリングするように出来ていない箇所がローターと擦れる事で、フロントハブオイルシールパウダー入りハブベアリンググリースでベアリングを潤滑する事になります。
(上画像の左側がブレーキローター側、右側がスピンドル側)


特にCB製のスピンドルの場合は装着する前にシャフトのシーリング部分をペーパー等でラッピングしてから装着するようにしています。
今回の問題とは別にシャフトとハブシールの摩耗における問題もモヤモヤしてる事があるのですが、基本的にはシリコーングリースを塗布していろいろ様子をみています。フッ素スプレーも試したりしていますがいい感じです。
2年後、確認する際に頭に記憶していないと目で見て分からなくなっちゃいますが、、、

左:ドラム用の純正。
中:ディスク用 Elrng(ドイツ製)
右:ディスク用 NAK(台湾製)

左側がElringで右側がNAK

うちでは車検のタイミングで分解して確認&ハブベアリンググリースの交換を繰り返し、4年間試行錯誤を繰り返した結果、ハブオイルシールに液体ガスケットを塗布してハブに装着し対応する事で問題なくいけると今は判断しています。その際にNAK製の物はとてもおさまりが良くお気に入りに決定です!
ディスクブレーキが備わってる方で気になった方は覗き込んでみると確認出来るかと思います。気になる方はご相談下さい。
<<アクスルシャフトブーツ
|
すたぁ〜と >>