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KENNEDY プレッシャープレート
クラッチ不良の続き。
エンジンのオーバーホールと同時に新品に交換されたクラッチが最近、温まってくると切れなくなるとの事で相談を受けました。
この時点で疑うとなるとクラッチケーブルの状態と調整具合ですが、オーナさん自身も自分と同様に判断されたようで、クラッチケーブルに備わるウイングナットを巻いて調整したりしてるとの事でした。その結果、回復はするものの次第に同じ現象が再来するとのことでした。
そのため、クラッチケーブルも交換し、ペダルに備わるレバーやバスならではのピンも交換したようですが症状は・・・そこで、うちが次に疑ったのがスラストベアリングが備わるシャフトでした。ここの溶接部分が剥がれ始めてきてるのではないか?と考えてみました。プレッシャープレートも純正に比べて倍の力が掛かるケネディーのステージワンにされてると聞いていたので、クラッチを切るにあたって各部に掛かってくる負担にスラストシャフトが負けたのかな?と・・・加えて、スラストベアリングも「シャー」と泣き始めてしまってるようでしたので、エンジンを降ろして確認する事にしました。


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クラッチ交換後まもないにも関わらずプラッシャープレートとクラッチディスクが酸化した鉄粉によって真っ赤になっています。干渉する事のない場所が干渉した形跡もあります。
各部の干渉によって生じた鉄粉が酸化して錆びています。

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眺めてるとプレッシャープレートとクラッチディスクの位置関係に違和感が、、、、

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そこで手元にあったケネディーのステージ2を装着して確認してみました。
やはりステージ1をフライホイールに装着すると、随分とダイヤフラムが奥まった位置でクラッチディスクを押さえ込んでるようです。

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そこで、中古ですがプレッシャープレートを引っ張りだして調べてみました。
<一番左>
 備わっていたケネディー ステージ1プレッシャープレートとダイキンのクラッチディスク。
<真ん中>
 3本爪タイプの古いケネディー ステージ2 プレッシャープレートと
 SACHSのクラッチディスク(GENE BERG)
<一番右>
 ケネディ ステージ2 プレッシャープレートとダイキンのクラッチディスク。

それとSACHS製のプレッシャープレートも加えて調べた所、備わっていたケネディーのステージ1はフライホイールにプレッシャープレートが備わる面からディスクを押さえ込む面までが1mm程高くなっていたため、クラッチが切れるまでのストロークが失われてしまっていたのが原因でした。
エンジンが温まると切れなくなるのは膨張する事で、ただでさえ足りないストロークがより失われてしまったためと考えられます。たまたまコレだけが欠陥だったのか?製品にばらつきがあるのかは分かりませんが、これからは組付ける前に要チェックすべきポイントになりました。
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